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旅行と宿泊

本田 昔に比べると、フィクションに力がなくなっていますからね。 不用品回収、粗大ゴミ、粗大ごみ 中山 現実に起きる事件のほうがすごかったりしますから。地下鉄サリン事件にしても、9・11テロにしても、誰があんなこと想像できました? 何が起こるかわからないのは、物語りではなく、現実。今や、現実がフィクションを超えてしまう時代なんですよ。 沖縄旅行 本田 僕にとって、阪神大震災はまさにそういう体験でした。あの時、奇妙なことがあったんです。当時、僕は東京の出版社で編集の仕事をしてたんですが、ある日突然、何の理由もなく故郷の神戸に帰りたくなって、まわりが止めるのも聞かずに退社してしまったんです。それで、帰る準備をしていたら、地震が来て帰れなくなった。 札幌 ビジネスホテル 中山 それは大変でしたね。 高速バス、夜行バス 本田 実は、地震が起こる直前の夜、変な夢を見たんですよ。夢の中で、僕は神戸に帰ろうとしてるんです。それで、当時最寄りだった所沢駅から電車に乗って、新幹線に乗り継いで神戸に向かうんですが、気がついたら電車が引き返して所沢に戻されている。それを延々繰り返すんです。うなされて、汗ぐっしょりになって目覚めて、「今の夢はなんやったんや」と思いながらテレビをつけたら、神戸に地震がきたって報道していて。僕の実家も全壊してるんです。それを見た瞬間、僕はもしかして何かの物語か妄想の世界に入り込んでしまってるんじゃないかなという気がして、どこまでが現実で、どこまでが夢なのか、区別がつかなくなったんです。 横浜マンション 中山 ほお。 埼玉 一戸建て 本田 もしこれが予知だとしても、なんの役にもたってない。神戸から逃げようしたんではなくて、戻ろうとしたわけですから。仮に僕のアンテナが何かを捉えていたんだとしても、死にに向かっていたわけで、これじゃあ意味ないじゃないですか。 結婚式演出、結婚式サプライズ 中山 もしかしたら、悪いほうにいくアンテナなんじゃない?(笑) 本田 どうもそんな気がします。ほんと、今までの人生もついてないんで……。 なぜ、今”怪談”という物語がこんなにも注目を集めているのだろうか?8月11日更新の「月曜スペシャル 神秘之日本 本田探検隊シリーズ  対談 本田透×中山市朗(後編)」に続く  中山市朗 作家。現在の実話怪談ブームのきっかけとなる「新耳袋」を、1990年の木原浩勝と共著で発表。同作品は、「怪談新耳袋」としてテレビドラマ化、映画化、漫画化もされる。他の著作に「捜聖記」(共著)、「なまなりさん」など。現在、クリエイターを養成する私塾「中山市朗作劇塾」の塾頭を勤める。 HP:中山市朗ブログ 本田透 作家。『イマジン秘蹟』『円卓生徒会』『ライトノベルの楽しい書き方』シリーズなど好評発表中。『喪男(モダン)の哲学史』等評論でも執筆活動を展開。『アフタヌーン』でレビューコラム「本田透の喪男(モダン)通信」を連載中。評論『電波男』(講談社文庫)の文庫版が発売された。小説では、『円卓生徒会8』(集英社スーパーダッシュ文庫)が7月25日に発売された。 HP:しろはた 『電波男』 本田透 講談社文庫 定価900円(税込み) 〈関連記事リンク〉 カラスヤサトシのハッピー?セレクション「肌見せ白パンツ」「ボーンサンダル」 フリードリヒ ニコニコ動画の神インタビュー 第3話 ヴォーカロイド化する作曲者「doriko」 テッカ場 第1回 【競走馬セリ市】  お声掛け、いただけませんか!? (前編 ――以前から「世界100ヵ国10言語でQ&Aサービスを提供したい」という具体的なビジョンを掲げられていますが、とうとうアメリカと中国でビジネスがスタートしたそうですね。 兼元 この事業を始めたときに「世界中をつなげたい」と思ったんです。特に、僕は在日韓国人だったので(*現在は帰化)、韓国と日本をつなぐ役割を担いたいという想いが強かった。最近になって「Web2.0」(*1)というギフトのような言葉が生まれ、自分たちがやってきたことが「案外正しいのかも」という評価に変わったので、それは本当に嬉しかったです。 ――「OKWave」は「誰かの役に立ちたい」という気持ちと、それに対する「ありがとう」という感謝の気持ちが織り成すサイトです。このような方法論が他の国でも必ず通用すると信じていらっしゃいますか? 兼元 あなたは性善説か性悪説か、どちらを信じますか? ――性善説です(笑)。 兼元 僕は善も悪もないと思っているんです。というのも、体の機能にはどちらも含まれているから。ウイルスが体に入ってきたときに発熱したり、怪我をしたら傷口に白血球が集まることだけを考えても、体というのは、戦ったり、受け入れたり、調和したりして成り立っていることがわかります。つまり見方によっては善が悪になるし、悪が善になる。逆にある種の区別をすること自体が、「善悪」という価値観を作ってきたのではないかと。  たとえば日本や欧米では相手に唾を吐くことは相手を罵(ののし)ることですよね。でもケニアのマサイ族の間では、唾を吐くことは挨拶。友情と信頼の行為だと考えられているのです。これが文化の違いであり、良い悪いで判断できるものではありません。  「何かに答えたい」「誰かに教えたい」という想いは、誰でも持っています。逆に「誰かを痛めつけたい」「誰かを罵りたい」という気持ちも残念ながら持っている、それが人間です。僕は前者に焦点を当てて、光のあふれる世界になればいいと願っています。 ――ネットの持つ「ボーダレスに世界をつなぐ」という特異性は、世界中のあらゆる叡智(えいち)とつながれる一方で、見知らぬ人との非常に個人的な感情のもつれを促す危険性もありますね。 兼元 僕はそれも人類の発展には必要不可欠なことなのではないかと思っています。 たとえば差別問題。アメリカにおける黒人差別は、今までは臭い物には蓋(ふた)とでもいうように、その恥部・暗部に触れずにいました。でも、ネット上では、「黒人差別は是か非か?」という問いを全員が考えなくてはいけない。仮決めでもいいですが、とにかく「イエスかノーか」という明確な意思表示を一人ひとりが迫られているのです。逆に言えば、そういう問いに全世界の人が答えられる知的レベルへと、ようやく進んだのではないでしょうか。 ――政府のコンテンツ規制という動きに関してはいかがですか? 兼元 言論の自由という意味で言えば、それは最悪の行為です。僕は物事には両局面を必ず用意することが必要だと感じています。何かの恥部・暗部を「善悪」だけで判断するのではなく、「一つの事象」として考えるのです。ただ、対抗軸がないと問題ですが。何かが起きたときに、大前提として「すべては常に過程であり、マイルストーンというだけである」と認識しておくことが大切だと思います。あくまでも俯瞰(ふかん)的な目線で事象をどう捉えるかだと思うのです。 ――俯瞰的な目線……。 兼元 ええ。俯瞰で未来を考えるということです。「何世紀も先のことを自分たちがどうのこうの言っても仕方ない」という考えを持っている人もいますが、それは悲しいことです。その一点で、「輪廻転生(りんねてんしょう)」というのは賛成すべき考え方じゃないかと思う。死んだら何もなくなるのか、あるいは最後の審判で天国か地獄へ行くのかわかりませんが、もし輪廻転生だとするなら、自分がやったことすべてに責任があると思うのではないかと。一人ひとりが「次世代の責任者」としてね。 ――そういえば、兼元さんは幼いときに病気になって、「前世は海賊で人をたくさん殺したので、今はその責め苦を味わう」と言われたそうですね。 兼元 アハハ、そうです。僕は信じていないけれど、そう考えれば現状に納得できるというか、我慢できる部分はありました。やはり「今、何をどう考えたらよりよく生きられるのか、そのよりよい定義とは何か」と常に考えることが、生きるということではないでしょうか。  僕はよく「宇宙船地球号」という言い方をするのですが、地球は借家で、引っ越しするなら綺麗に後始末をして出ないといけないと。荒れたまま放置したら大家さんに怒られるでしょう(笑)。そういう感覚でいられたら、シンプルに地球を大事にしようと思えるんじゃないでしょうか。  そういえば、僕、自分の祖父の考え方がすごく好きで。中学生で韓国から日本に渡ってきて、焼け野原で生きていた祖父は、あるとき「よく働いているのに、貧乏ですね」と言われたんだそうです。祖父はこう答えました。「僕は貧乏じゃない。書店は僕の本を預かってくれている。車屋さんに行けば自分の車を預かってくれている。どこにも取りに行こうと思ってないだけだ」。そしてうんと働いて、実際に儲かって、それらを“取りに”いったんです。善悪で何かを考えるよりも、状況をどう捉えるかで楽しく生きられるということを、僕は祖父から教わりました。 (*1)これまで情報の受け手であったユーザーが情報の発信者へとシフトし、ネットではユーザー参加型のモデルが広まった。情報の発信者が増えたことで、「コラボレーションによって、より有益な情報が生み出される」という現象も起こりつつある。こうした次世代Webの現象を総称して「Web2.0」と呼んでいる。





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